StudioからCloudflareへ、コーポレートサイトを移行しました

株式会社CATENAS(カテナス)は、2026年10月にコーポレートサイトをStudioからCloudflareへ移行しました。これまでのスタイルはそのままに、増えた事業とメンバーを紹介する内容へ一新し、表示も速くなったことが、今回の移行のポイントです。この記事では、Studio から Cloudflare へサイトを移行した経緯と、変わったことを紹介します。

ブラウザで表示した、移行後のCATENASのコーポレートサイトのトップページ

なぜStudioからCloudflareへ移行したのか

Studioとは、デザインツールのような操作でWebサイトを作れるノーコードのサービスです。CATENASのサイトもStudioで立ち上げ、短期間で公開できました。

その後、CATENASの事業は3つに広がり、一緒に働くメンバーも増えました。サイトの内容を今のCATENASに合わせて大きく更新するにあたり、ページの構成や検索エンジン・AI向けの情報、お問い合わせの仕組みまで、自分たちで扱える形に移すことにしました。CATENASは自社をAIファーストの「社内ラボ」と位置づけており、自社サイトもその実践の場です。

移行先には、Cloudflare を選びました。Cloudflare とは、Webサイトの配信やDNS(ドメイン名の管理)、プログラムの実行を、世界中の拠点からまとめて提供するサービスです。

スタイルはそのままに、内容を今のCATENASへ

デザインは、ロゴ、青を基調にした配色、フォント、余白を生かしたレイアウトといった、これまでのスタイルをそのまま引き継ぎました。そのうえで、内容を次のように見直しています。

  • 新しいキャッチコピー「混沌をデザインする」と、目指す世界を示すVISIONを追加
  • コンサルティング事業「情シスコ」、教育事業「Socius」、コミュニティ事業「ひびのば」の3つの事業に、それぞれ専用のページを用意
  • 事業のつながりや支援の流れを、サイトのトーンに合わせた図で説明
  • メンバーを写真付きで紹介
  • よくある質問のページと、カテゴリ別に読めるブログを用意
  • お問い合わせを独立したページに分け、トップページの情報量を整理

ブラウザで表示した、トップページの事業内容。情シスコ・Socius・ひびのばの3つの事業をカードで紹介している

ブラウザで表示した、トップページのメンバー紹介。メンバーを写真と担当で紹介している

移行後のサイト構成

新しいサイトは、Astro というツールでページをあらかじめHTMLとして書き出し、Cloudflare から配信しています。動的な処理はお問い合わせフォームだけに絞り、Cloudflare の Worker(小さなプログラムを動かす仕組み)で受け付けています。

移行後のサイト構成図。閲覧者のブラウザからCloudflareの静的ファイル配信とWorkerにつながり、WorkerからEmail Serviceを通じて担当者に通知メールが届く

お問い合わせフォームには、次のような対策を組み込みました。

  • 自社サイト以外からの送信を受け付けない
  • 同じ送信元からの連続送信を制限する
  • 自動投稿を見分けるための仕組みを入れる
  • 通知メールは Cloudflare の Email Service から担当者に送る

移行して変わったこと

同じ条件で計測したところ、スマートフォンでのトップページの表示が大きく速くなりました。

項目(スマートフォン・トップページ) 移行前 移行後
主要な内容が表示されるまでの時間(LCP) 1,064ミリ秒 576ミリ秒
読み込むデータ量 528KB 329KB
フォントの読み込み回数 40回 3回
外部サービスへの読み込み あり なし

あわせて、検索エンジンとAIの両方に内容が正しく伝わるよう、次のことも整えました。

  • 会社・事業・よくある質問・ブログ記事の情報を、構造化データ(検索エンジン向けの決まった書式)で記述
  • サイトマップと、AI向けの案内ファイル(llms.txt)を自動で作成
  • 旧ブログ記事のURLを、新しいページへ301リダイレクトで転送
  • 移行直後に Google Search Console と Bing Webmaster Tools へサイトマップを送信

まとめ:サイトも「育てる」ものに

Studio から Cloudflare への移行で、CATENASのサイトはこれまでのスタイルを保ったまま、今の事業とメンバーを伝える内容になり、表示も速くなりました。移行作業ではAIも活用しながら、確認と修正を繰り返しています。ここで得たノウハウは、AI・DXの伴走型内製支援を行う情シスコの支援にも生かしていきます。

自社サイトの移行や、AIを活用した業務の内製化に関心のある方は、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

この記事のよくある質問

Qサイトを移行するときに、デザインを変えずに内容だけ新しくできますか?
A

できます。CATENASの移行では、ロゴ・青を基調にした配色・フォント・レイアウトといったこれまでのスタイルを保ったまま、事業ごとのページやメンバー紹介、よくある質問などを加えました。

QCloudflareでもWebサイトのお問い合わせフォームは使えますか?
A

使えます。CATENASでは、CloudflareのWorkerでフォームの内容を受け付けて検証し、Email Serviceで担当者に通知メールを送っています。迷惑な送信を防ぐため、送信回数の制限や送信元の確認も組み込んでいます。

Qサイトを移行するとき、検索順位への影響を抑えるには何をすればよいですか?
A

URLが変わるページには301リダイレクト(恒久的な転送)を設定し、移行後すぐにGoogle Search ConsoleとBing Webmaster Toolsにサイトマップを送信することが基本です。CATENASでは、旧ブログ記事のURLも新しいページへ転送しています。